毛穴に対する幹細胞治療
①鼻の毛穴の開きに対する幹細胞治療
②鼻全体の毛穴に対する幹細胞治療
③毛穴の開きに対する幹細胞治療
左:幹細胞治療前
右:幹細胞投与後
幹細胞治療によって、大きく肌の毛穴の開きが改善していることが分かります。つまり、幹細胞は毛穴治療にとても効果的なのです。
④毛穴の開きに対する幹細胞治療
赤:未治療の部分
青:幹細胞により治療した部分
幹細胞の注入により、毛穴の開きが大きく縮小したのが分かります。
⑤幹細胞を用いた毛穴の縮小、シワの治療
⑥幹細胞を用いた最新の毛穴・傷跡治療
幹細胞による毛穴治療について詳しく知りたい方は下記リンク先をご覧ください。
www.japan-cosmetic-surgery.com
皮膚の傷跡におけるMSC幹細胞治療の進歩
- 幹細胞は従来不可能であった傷跡の修復を可能にする
- 幹細胞治療の一つである自己MSC療法とは
1.幹細胞は従来不可能であった傷跡の修復を可能にする
幹細胞治療で傷跡を治すことが出来る事はご存知でしょうか。幹細胞は皮膚組織の再生をする事が証明されています。幹細胞は失った組織を再生する事が出来るだけでなく、傷が治る過程を促進する事が出来ます。画期的な治療法であると思いませんか。今回はその幹細胞治療について紹介していきたいと思います。
現在、傷の治療にはレーザーなど傷跡表面の治療が行われています。しかしながら現在のこの様な治療ではほとんどの場合傷跡は治らず、大きな傷跡は残ったままです。ニキビ跡によるクレーターや火傷跡のような深刻な傷跡では、現在の治療法を用いる事では、機能的だけでなく美的にも完璧な治療は望めないでしょう。したがって幹細胞治療が、完璧な皮膚再生への手段のひとつであると言われています。幹細胞治療は従来不可能であった傷跡の修復を可能にするのです。
2.幹細胞治療の一つである自己MSC療法とは
ここで、幹細胞治療の一つである自己MSC(間葉系幹細胞)療法について説明します。少し長いですが、お付き合いください。MSC(間葉系幹細胞)は自分の身体の組織から皮膚を作り出すことの出来る細胞のことです。具体的には骨髄や脂肪、臍帯に含まれる骨芽細胞,軟骨細胞および脂肪細胞の三系統への分化能を示す多分化能を有する幹細胞です。最新のデータによるとMSC(間葉系幹細胞)は傷跡の修復において大きく期待されています。MSC(間葉系幹細胞)は血管新生、再上皮形成、組織の肉芽組織化を通じて外傷の治癒力を高めます。MSC(間葉系幹細胞)は自家組織由来であるためES細胞など胚細胞塊つまり胎児になり得る細胞から作られるような倫理的問題を回避する事が出来ます。また、MSC(間葉系幹細胞)療法では免疫調節効果が証明された研究もいくつも発表されその有用性が示されています。つまり移植による拒絶反応が少ないと言われています。しかしながら、MSC(間葉系幹細胞)療法は傷跡の再生治療に有用な治療法と言われていますが、さらなる臨床実験がこれからの効果的な幹細胞を供給することにおいて必要であるとされています。
当院では再生医療を用いた傷跡の修正治療を行っています。従来レーザーでは治らない凹みを自家組織の脂肪を移植する事で、ダウンタイムのいらないオーダーメイド医療を提供しています。最先端病院の形成外科や皮膚科で十分な経験を積んだ医師達によりあなただけの治療を提供いたします。今まで他院で治らなかった傷跡や凹み、ぜひ当院にお任せください。
Advances of Stem Cell Therapeutics in Cutaneous Wound Healing and Regeneration
https://www.mdpi.com/1422-0067/20/19/4813/htm
病院へのお問い合わせ、カウンセリングの予約は下記の通りです。
TEL: 03-6228-7070
幹細胞による傷跡治療について詳しく知りたい方は下記リンク先をご覧ください。
幹細胞による傷跡治療のメカニズム
傷跡を治すには様々な組織の相互作用によって成り立ちます。中でも、幹細胞はその中心的な役割を果たしています。
一般的に、傷跡への幹細胞治療は局所的に投与される方法が用いられます。以下、傷ついた皮膚が再生する様子です。
傷跡が治る過程。様々な組織の相互作用で治癒することが分かります。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/trf.14836
Concise Review: Role of Mesenchymal Stem Cells in Wound Repair
幹細胞による傷跡治療について詳しく知りたい方は下記リンク先をご覧ください。
その他傷跡に対する幹細胞治療
①眉下切開の傷跡に対する幹細胞治療
②口横の傷跡に対する幹細胞治療
口横の傷跡に対し、幹細胞を1回投与し、128日後の結果です。二重切開の傷跡による凹みは大きく改善し、約67%の傷跡の体積が減少、肌質の粗さも約40%の改善を示しました。
③頬の凹みに対する幹細胞治療
頬の傷跡にをスムース脂肪&幹細胞移植&prfを1回投与し、2ヶ月経過した症例写真です。傷跡が改善しているのが分かります。
幹細胞による傷跡治療について詳しく知りたい方は下記リンク先をご覧ください。
鼻の傷跡、凹みに対する幹細胞治療
①ほくろ除去後の傷跡の凹みに対し、スムース脂肪移植による幹細胞治療を2回施した症例
スムース脂肪移植と幹細胞移植を2回行った結果です。赤い丸印が治療部位です。①=治療前、②=1回治療後3か月、③=2回治療後3か月
明かに治療により改善しているのが分かります。
②他院でレーザー治療によってできてしまった傷跡に対する幹細胞治療1回治療後の症例
他院でレーザー治療によってできてしまった傷跡に対する幹細胞治療です。1回の治療で凹みのボリュームが50%以上改善しました。
③鼻にレーザーを打ったことによりできた肥厚性瘢痕の幹細胞治療1回目の症例
鼻にレーザーを打ったことによりできた肥厚性瘢痕治療、1回目。これからもっと綺麗になります
④鼻の凹みに対する幹細胞治療
⑤鼻の軟骨移植による凹みに対する幹細胞治療
鼻の軟骨移植による凹みに対し、幹細胞を1回投与し、35日後の結果です。凹みは大きく改善し、約91%の傷跡の体積が減少、肌質の粗さも約72%の改善を示しました。
幹細胞による傷跡治療について詳しく知りたい方は下記リンク先をご覧ください。
幹細胞による傷跡の治療
以下の論文で詳しく解説しています。
幹細胞による傷跡治療について詳しく知りたい方は下記リンク先をご覧ください。
二重切開に対する幹細胞による傷跡の修正治療
①自分の脂肪由来の幹細胞を二回投与した後、一ヶ月後の症例
二重切開での凹みやえぐれている傷跡を幹細胞によって修正します。自分の脂肪由来の幹細胞を二回投与した後、一ヶ月後の症例写真です。
患者さんによる満足度も高い治療です。どのような二重切開による傷跡にも対応いたします。
②二重切開の傷跡に幹細胞を注入した症例
二重の切開手術による凹みに対し、幹細胞を注入しました。上:幹細胞注入前、下:幹細胞注入後。赤い丸印で囲まれた部分が大きく改善しているのが分かります。
③二重切開の傷跡に幹細胞を1回投与後1か月の症例
二重の切開術で出来た傷跡や凹みに対し、自分の脂肪由来幹細胞を投与し、治療した症例です。
上:治療前
下:幹細胞注入後1か月
1か月で二重切開による凹みが大幅に改善されたことが分かります。
④スムース脂肪移植による二重切開の傷跡治療
上:幹細胞投与前
下:幹細胞投与後
幹細胞の投与により、二重切開による凹みを大きく改善する事が出来ます。画期的な治療法です。
⑤二重切開の傷跡に対し、幹細胞を1回投与し、195日後の症例
二重の切開の傷跡に対し、幹細胞を1回投与し、195日後の結果です。二重切開の傷跡による凹みは大きく改善し、約65%の傷跡の体積が減少、肌質の粗さも約51%の改善を示しました。
⑥二重の切開の傷跡に対し、幹細胞を1回投与し、70日後の症例
二重の切開の傷跡に対し、幹細胞を1回投与し、70日後の結果です。二重切開の傷跡による凹みは大きく改善し、約64%の傷跡の体積が減少、肌質の粗さも約20%の改善を示しました。
幹細胞による傷跡治療について詳しく知りたい方は下記リンク先をご覧ください。